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9時半から「ジョン・ドミニス」のサンデーブランチである。ここは田中えみさんという日本人広報の方がいらっしゃる。メールで窓際の席を予約してもらった。車でAhui
Streetに入る。鬱蒼とした工場群を抜けたところにあんな素敵なお店があるなんて誰が想像できるだろう。入口の橋を渡って店内へ。下ではカラフルな魚が泳いでいる。薄暗い入口から入るとオーシャンビューの店内。掴みはばっちりのダイレクションだ。
テーブル担当に飲み物を注文して、すぐにバフェカウンターへ。真ん中はパスタを作ってくれるコーナーと、牡蠣やシュリンプカクテル、生ものが並ぶ台。その回りをローストビーフや子豚の丸焼き、温かいお料理の台が配置されている。卵料理はお好みのものを作ってもらえ、その横には巻き寿司やおそばも。デザートももちろんたっぷりあるが、ここは、おばちゃん付きっきりで焼いているワッフルが美味しいのだ。母親にもワッフルの分、胃をあけておくよう注意を促す。そしてここのプランテーション・アイスティーもかなりいける(ニーマンの「マリポサ」も同じく)。
これで1人$30程度はお値打ちだ。私たちの席からは美しいダイヤモンドヘッドも望め、朝からすっかり幸せなひとときを過ごすことができた。
なお、隣りにはジョン・ドミニス・チャペル・バイ・ザ・シーがあり、日曜のこの日はひっきりなしに挙式が行われていた。大体が日本人だったようだが、挙式後ここでのお食事も付いているなら一石二鳥でいいかもしれない。
さて、満腹になったところでアロハスタジアムへ。今日は外周でスワップミートが開かれている。両親はここがかなり気に入ったようで、あれこれと買い物し、お財布の口は開きっ放しであった。乾燥マンゴーやハイビスカスプリントのトートバッグ、電池で動くフラドールなどなど購入。途中、パレカシャツの店を発見、「これ、いいんだよー。買う?」と勧めるが「パジャマみたい」のひとことで却下。
次はお隣りの場所で期間限定開催されているステートフェアを見にいく。入場料は大人$3。入ってすぐインスタント・タトゥーの店を発見、父は興味津々のようである。「5日間で消えます」とのことなので「やってみれば?」と誘ってみたが、「バカなことを言うんじゃない」と一蹴。その割には帰りもその店をかなり気にしていた様子(笑)。中は要するに移動遊園地。大人もわくわくする賑わいである。組立式とは思えないほど怖そうな乗り物も多く、母親は見ているだけで震えていた。すっかり童心に返るひととき。簡易ゲームの戦利品のぬいぐるみを「孫のお土産にする」と喜んでいた。
続いてワイケレに向かう。しかしここで戦争勃発。買い物好きの私と母に父がイライラし始めた。やれ「店内が寒い」「いい加減にしろ」連発である。明日は別行動になるので、その日に自分のものを買うことに決め、中途半端にこの場を去った(だから最初から別の日にするって言ったのに・・・)。
H-2経由でノースに向かう。まずはお約束その1、ドール・パビリオンでひと休みだ。ちょうど観光バスが来ていたので、パイナップルカットの実演中。父は試供品を一口いただいて「美味い!」の連発。パイナップルの美味しさに開眼したとまで言う(赤い香辛料みたいのが「余計だ」ともついでに言っていたが)。そして定番のドールホイップ・パイナップル味を食べ、またもや幸せ気分。ワイケレからの不機嫌は直ったようだ、ふふふ。母の方は、お土産コーナーの天井に下がった大判のキルト作品を見て感動、うっとりしている。欲しそうにしているところで値段を教え、現実に引き戻す。
ドールを後にし、お約束その2、ハレイワの「クアアイナ」へ。マツモトシェイブアイスも考えたが、トイレが近くなると面倒なので通りすがりに説明だけした。フジオカストアの駐車場に車を停める。ちょうど週末なのでフリフリチキンの車が来ていた。ぐるぐる回されるチキンを眺めながら、チーズバーガーやローストビーフサンドを頬ばる。日本にも進出したとはいえ、やはりハワイで、しかもハレイワのこの店で食べるものが一番だと改めて思う。
お約束その3の「ジョバンニ」に向かう手前で、カフク・コーンの屋台を発見。今回の旅の目的のひとつであった。この時期のそれは甘くてとても美味しいらしい。季節限定と聞いては黙っていられない私である。店番のおばちゃんに「甘いのはどれ?」と聞くと「全部」だと言う(そりゃあそうだ)。ミニサイズ4本入りが2ドル、パパイヤは2個で96セントだった。
そして「ジョバンニ」。このあとすぐ夕食が待っているので、控えめにスカンピを1皿と隣りのスムージー屋でパパイヤ、バナナの2杯を買った。スムージーを一口飲み、みるみる険しい顔になる父。「まずい?飲まなくていいよ」と言うと「これ、うまいな!」(なんだそれ)。
雨がパラパラしてきた。リケリケハイウェイ経由で戻る。出口はすごい渋滞だった。そして「ソラボル」へ。今夜の夕食は焼肉である。ここはお寿司も食べられる便利な店。カルビやアンチャン、タンなどとともに頼む。パジョンや石焼ビビンバ、冷麺も美味しい。そしてサービスのキムチやナムル類に喜ぶ。日本では別注文が普通だが、本場韓国やアメリカの焼肉屋さんでは、肉類を注文すればタダでついてくるのだ。
お腹がいっぱいになった頃合いを見図り、ダイエーに向かった。明日の朝食べるパンやジュースを買うのだ。するとカイムキの「ル・ボン・パン」のパンが買えることを知り、早速いくつか購入。
相変わらず「ここは寒い」を連発する父にイラっときながらも何とか2日目終了。 |
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