ロイヤルハワイアンセンターに新カルチャールーム「ケエナ・ノエアウ」がオープン
ロイヤルハワイアンセンターのA館3階に、地元のアーティスト、ベサニー・ジョルジュ(Bethany Georges)さんによるウォールアートが完成し、新しいカルチャールーム「ケエナ・ノエアウ(Ke'ena No'eau)」としてオープンしました。ハワイ語で「巧みな技を学ぶ」という意味の名前が付けられたカルチャールームでは、レイ作りやロミロミマッサージとラウハラ編みのブレスレットづくりなど、センターで人気の無料レッスンが日替わりで開催されています。
アーティストのベサニー・ジョルジュさんは、「私は地元コミュニティが誇りに思え、旅行者の方にはインスピレーションとなるような作品を描きたいと考えました。部屋の周りを踊っているかのように楽しく、カラフルでわかりやすいデザインを心がけ、ハワイのネイティブ植物について知ってもらうツールとしてこの絵を描きました」と述べています。
彼女の作品が表現するのは、ハワイの海辺に生息する固有植物のナウパカの花にまつわるラブストーリー。ハワイアンの文化や生活に欠かせないティーリーフとカロ(タロ)といった植物や、ハワイ州を象徴するネイティブの鳥であるイイヴィやアマキヒも描かれています。べサニーさんはハワイ固有の多様なモチーフを用いて、絶滅危惧の鳥や虫や植物が互いの存在を支え合う相互関係を表現しています。
ロイヤル・ハワイアン・センターの文化ディレクターのモンテ・マッコーマーは、「ハワイの芸術文化を実際に体験できる専用のカルチャールームでハワイの文化をより身近に感じていただけたら幸いです。同時に世界中からのお客様に地元ハワイの才能あるアーティストの作品に触れていただく機会を提供できることを嬉しく思います。表現力豊かなべサニーさんのウォールアートはきっと皆様の心に触れることでしょう」と語っています
オアフ島で育ち幼い頃から絵を描いていたべサニーさんは、ハワイ大学で色彩理論やデザインを学び、最近では、自らのアートへの情熱を共有し、芸術を探求する人たちに教える絵画のワークショップを主催しています。彼女はこれまでにレッドパイナップルやベティ&ジョー・ブティック、タラ・ブーン・デザイン・ハウスをはじめ、さまざまな地元企業のウォールアートを手がけて、地元の人々や観光客から注目されているアーティストです。
ロイヤル・ハワイアン・センターでは、ハワイの文化に触れることのできる無料カルチャープログラムを毎日開催しています。詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
(2018年7月9日)