カメハメハ大王像
KING KAMEHAMEHA STATUE
ハワイの歴史はカメハメハ大王なしに語れません
1810年にハワイ諸島を統一してハワイ王朝を築いたカメハメハ大王(カメハメハ1世)の銅像は、ホノルルのダウンタウン、イオラニ宮殿の向かい側に建っています。このカメハメハ大王像は1883年のカラカウア王の戴冠式の日に除幕されたもので、以来130年以上に渡ってイオラニ宮殿を見守っています。後ろにある建物はアリイオラニ・ハレと呼ばれるもので、カメハメハ5世が宮殿用に建てたものの完成前に亡くなってしまったため宮殿としては使用されず、現在ではハワイ州の最高裁判所として使用されています。もっともテレビドラマ「Hawaii five-0」ではファイブオーが本部としてアリイオラニ・ハレを使用しているので、そちらの方が有名かと思われます。カメハメハ大王像を訪れた際、運が良ければファイブオーの撮影シーンに出くわすかもしれません。
カメハメハ大王像といえば多くの人々はホノルルのダウンタウンのものを思い浮かべますが、実はハワイには3つのカメハメハ大王像があります。最初のカメハメハ大王像はパリで造られ、ホノルルに向けて船で運ばれていましたが嵐で遭難、積んであったカメハメハ大王像は船とともに沈んでしまいました。そこで2体目が発注されてホノルルに到着、ダウンタウンの現在の場所に建てられました。ところが最初に造られたカメハメハ大王像は1912年になって海から引き上げられたため、清掃、修復を経て大王の生誕の地近くのハワイ島カパアウの町に建てられることになりました。さらに1997年にはハワイ島ヒロのワイロアリバー州立公園に3体目のカメハメハ大王像が建てられました。このほかワシントンDCのアメリカ国会議事堂にも1体が展示されています。
毎年6月11日のカメハメハデーになると、カメハメハ大王像にはカラフルなレイが幾重にもかけられ、今もなおカメハメハ大王の人気と偉大さを垣間見ることができます。
カメハメハ大王像の周辺には、イオラニ宮殿、カワイアハオ教会、ハワイ州会議事堂、ホノルルハレ(ホノルル市庁舎)などの観光スポットがあるので、併せてダウンタウン巡りをするといいでしょう。
カメハメハ大王像の行き方など
- 住所
- 417 S.King St., Honolulu
- 営業時間
- 終日
- 入場料
- 入場無料
- バスでの行き方
- ワイキキのクヒオ通り山側から19番、20番のバスに乗り、ダウンタウンのアラケアストリート(Alakea St.)とサウスキングストリート(S.King St.)の交差点で下車。バス停から少し戻ったところの交差点を渡り、サウスキングストリートを一方通行の方向に歩いて行くと右側にカメハメハ大王像が見えてきます。バス停から約250メートル。または、ワイキキのクヒオ通り山側から、2番、42番のバスに乗り、ベレタニアストリート(S.Beretania St.)がパンチボウルストリート(Puncbowl St.)を超えたところで降ります。バス停の後ろの横断歩道を渡って、パンチボウルストリート(Punchbowl St.)を海の方に歩いて行き次の交差点でサウスキングストリートを渡ってから右方向へ歩くと、左側にあります。なお、イオラニ宮殿やカワイアハオ教会からは徒歩圏内です。
- レンタカーでの行き方
- ワイキキからアラワイブールバード(Ala Wai Blvd.)を直進し、カラカウアアベニュー(Kalakaua Ave.)で右折、突き当たりのベレタニアストリート(S.Beretania St.)を左折してしばらく進み、ハワイ州会議事堂を越えたところでリチャーズストリート(Richards St.)に左折、次の四つ角でキングストリート(S.King St.)を左折した右側がカメハメハ大王像です。駐車場はダウンタウン周辺の駐車場、パーキングメーターを利用します。