デューク・カハナモク像
DUKE KAHANAMOKU STATUE
水泳とサーフィンの鉄人、デューク・カハナモク
デューク・カハナモク像は伝説のサーファー、デューク・カハナモクの生誕100周年を記念して建てられたもので、ワイキキのクヒオビーチ入口でサーフボードを背にして立っています。高さは約5メートルです。カラカウア通り沿いにはデューク・カハナモク像の他にもいろいろな像が建っていますが、その中でもいちばん人気があり、像の前で記念写真を撮る人が絶えません。ちなみに写真を撮るのであれば、午前中早い時間をおすすめします。お昼頃からは太陽が海側にあるので逆光になってしまい、デューク・カハナモク像が真っ黒になってしまってシルエットしか写りません。像に露出を合わせると、背景の青い海と空が白くとんでしまいます。
デューク・カハナモクはハワイ先住民の血を引く純粋なハワイアンとして、1890年にオアフ島で生まれました。ハワイ語を含めた正式な名前は、Duke Paoa Kahinu Mokoe Hulikohola Kahanamokuといいます。ワイキキのビーチボーイとして海に親しんだ後、デュークは水泳選手として頭角を現し100ヤード自由形などの種目で世界新記録を樹立、1912年のストックホルム・オリンピックの水泳に出場して100m自由形で金メダルを獲得しました。その後も1920年のアントワープ五輪、1924年のパリ五輪にも出場し、自由形とリレーで3つの金メダルと2つの銀メダルを獲得しています。
ビーチボーイとして過ごしていた時代から、デューク・カハナモクはサーフィンを好んでいました。ハワイ原産のコアウッドで作ったロングボードに乗るのが彼のスタイルでしたが、腕前は相当なもので、各地の水泳大会に参加した際やロサンゼルスに住んでいた際に、当時はハワイでしか人気のなかったサーフィンを広める役割を果たしました。特にオーストラリアとカリフォルニアでサーフィンが人気のスポーツとなったのは彼の貢献によるとことろが大きいと言われています。オーストラリアのニューサウスウェールズ州フレッシュウォータービーチ近くの公園にはサーフィンをしている姿のデューク・カハナモク像があり、オーストラリアで初めてサーフィンのデモンストレーションをした男として紹介されています。
デューク・カハナモクは選手を引退した後、俳優や保安官として活躍しましたが、その傍らで常にサーフィンの発展に力を注ぎ、多くの人々から愛される生涯を送りました。
デューク・カハナモク像の行き方など
- 住所
- Kalakaua Ave., Honolulu
カラカウア通り、ワイキキ交番のダイヤモンドヘッド側 - 営業時間
- 終日
- 入場料
- 無料
- バスでの行き方
- ワイキキの多くのホテルから徒歩でアクセスできるので、歩いて行くのがいいでしょう。
カラカウア通りを走るE、22番のバスが近くのバス停に停まります。クヒオ通りでバスを降りるなら、カイウラニアベニューかリリウオカラニアベニューのバス停が便利です。 - レンタカーでの行き方
- デューク・カハナモク像の前に車は駐められないので、ワイキキの有料駐車場を利用します。