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市バス、25セント値上げ案浮上。ホノルル市のバス料金の値上げの可能性が強くなった。バス・サービスの拡充から、今会計年度だけで5百万ドルの赤字になると市営バスを運営するOTS社(非営利)から報告を受けたジョン・ヨシムラ市会議長は、「例え5百万ドルでも赤字は赤字だ。バス料金の引き上げは来年からと悠長には構えていられない」と緊急事態を宣言、1ドル25セントに引き上げる案の実現を示唆した。 これに対し、デューク・ベイナム市議(運輸委員会委員長)は、「ホノルル市のバス計画は長期的なBRT計画に着手したばかりで、8千万ドル近い補助金を使っている。バス・サービスを拡充することはバス利用者を増やすためだから、例え25セントの値上げでも、導入時期を間違えばバス離れにつながる。値上げ実施は来年で十分だ」と早期値上げに反対している。 25セントの現金客だけの値上げで、350万ドルから400万ドルの増収につながるが、補助金の上限も73%から68%にとどめようという決議案も成立したばかりだし、実施期間を6か月繰り上げても、赤字増加額を埋められる訳ではないとして、早期値上げに反対だという。 ヨシムラ議長は「基本的には利用者が運営費を負担すべきで、他の市民の税金で埋めるべきではない」と早期値上げの実施に力を入れている。 25セントの値上げだけではまだ不足するだけに、今期予想される運営費の増加分は補正予算で賄い、来年から一挙に50セントの値上げもあり得る。 |
協力:イースト・ウェスト・ジャーナル ![]() |
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