ラナイ島
ラナイ島はもともとドール社が島の大半を所有し、パイナップルのプランテーションのために開発した島でした。島の中央にある唯一の町・ラナイシティはプランテーションで働く移民向けに造られたもので、長い間、この島を訪れる旅行者はほとんどいませんでした。
20世紀末になってアジア産のパイナップルの台頭などによりプランテーション事業が衰退してくると、ラナイ島のパイナップル畑は栽培を中止、1990年の「ロッジ・アト・コエレ」の登場とともにリゾートアイランドに生まれ変わりました。
島の中央部にオープンした「ロッジ・アト・コエレ」はヨーロピアンスタイルの高級リゾートホテルで、翌年、南部のフロポエビーチを見下ろす丘の上に建設された地中海風のリゾートホテル「マネレ・ベイ・ホテル」とともに隠れ家的な滞在型リゾートとなっています(現在は共にフォーシーズンズホテル)。
その後、ラナイ島の所有社はオラクル・コーポレーションの創業者ラリー・エリソンに移り、新たな開発と島の保全に向けたプロジェクトが計画されています。
一方、リゾート地から外にでると赤土の荒野が広がり、手つかずの自然が残っています。ラナイ島の舗装道路は総延長が40km程で、それ以外はダート道が続いています。4WDを借りて神々の庭園やポリフアビーチ、マンロートレイルなどを巡るのは、ラナイ島を知る最適の方法といえるでしょう。
- ★ラナイ島の面積:
- 約365平方km
- ★ラナイ島の人口:
- 約3,100人
- ★ニックネーム(愛称):
- 静寂の島