梵鐘
TEMPLE BELL
年季の入った梵鐘、それに立派な鐘楼。それだけを見れば日本のどこかのお寺のようだ。しかし、周囲の景色がどことなく明るい。敷地の外には青い海も広がっている。そう、ここはハワイである。年季の入った梵鐘、それに立派な鐘楼。それだけを見れば日本のどこかのお寺のようだ。しかし、周囲の景色がどことなく明るい。敷地の外には青い海も広がっている。そう、ここはハワイである。
ハワイにはお寺や神社がたくさんある。ハワイの歴史に疎い人なら、奇異に感じるかもしれないが、不思議でも何でもないことだ。19世紀後半に日本から多くの移民がハワイ各島に渡った。日本ハワイ移民条約というのもあったぐらいだ。明治政府が絡んだ官約移民だけでも、その数3万名弱。一般の移民も含めれば、かなり大きな数である。
ハワイに移り住んだ人々は当然のように日本人のコミュニティを作り、神社仏閣を建立した。彼らや彼らの子供たちが日系社会を発展させていく中で、それらはコミュニティの中心的役割を果たした。今日でも夏になると、ほとんどのお寺でボン・ダンス(盆踊り)が行われるし、大晦日には除夜の鐘が撞かれる。ハワイに移り住んだ人々は当然のように日本人のコミュニティを作り、神社仏閣を建立した。彼らや彼らの子供たちが日系社会を発展させていく中で、それらはコミュニティの中心的役割を果たした。今日でも夏になると、ほとんどのお寺でボン・ダンス(盆踊り)が行われるし、大晦日には除夜の鐘が撞かれる。
ハワイで聞く除夜の鐘、それもいいかもしれない。
(Lahaina, Maui)