ハレアカラ ハイウェイ
HALEAKALA HIGHWAY
カフルイを出発したハレアカラ ハイウェイは、ハナ ハイウェイを過ぎた辺りからサトウキビ畑の中をぐんぐんと登り始める。まるでこれから標高3000mのハレアカラ山頂に向かうことを決意したかのような勾配だ。
プカラニのバイパスを越え、クラロッジの先を左折すると、頂上への決意はいよいよ本物となってくる。牧草地が広がるハレアカラの中腹を右に左に折り返しながら、しだいに標高を高めていく。道路脇に生える木や草もいつのまにか丈が低くなり、見通しが良くなってくる。頂上が近づくにつれ、植物もわずかになり、ゴツゴツとした岩肌が目立ってくる。時には雲を抜けていくこともある。
ふと下を見ると、素晴らしいパノラマが広がっている。真ん中に東マウイと西マウイを繋ぐ陸地、その左右に青い海が広がっている。マウイ島が2つの島の繋がりによってできたことを実感できる瞬間だ。
そのまま登れば月面のようなクレーターや珍しい銀剣草などが待ち受けているが、その前にこのハイウェイ自体が大きなアトラクションである。
(Haleakala National Park, Maui)