ヒロ
HILO
時間が止まった町、あるいは時間がゆっくりと流れる町。ヒロが紹介されるときに、しばしば使われるフレーズだ。その言葉の通り、ヒロの町にはノスタルジックな雰囲気が漂っている。ハワイ州で2番目に人口が多い都市であるが、活気に溢れていたのは今は昔だ。
初めてヒロを訪れたのは、ずいぶん前のことだ。当時は、エルシーズも健在だったし、朽ちたマモシアターの古いビルも建っていた。日本を初めとする各地からの移民によって築かれ繁栄した社会の名残が、町のそこかしこに感じられた。
その後、たびたびヒロを訪れているが、町の雰囲気は相変わらずだ。あか抜けたショップやレストランもオープンしているが、ヒロの町に流れる空気は、古き時代の懐かしさを感じさせてくれるままである。
(Hilo, Big Island)