レンタカーを借りたら、運転前にチェックすること
車を一周して傷やへこみをチェック
レンタル手続きが終了し借りる車の場所に到着したら、車の周囲をまわってボディの状態をチェックします。契約書と一緒にボディのチェックシートが渡されますが、そこに記載されているもの以外に、傷やへこみなどがないかチェックします。バンパーやルーフもしっかり見ましょう。何か問題があった場合には、カウンターの係員に申告します。スマートフォンで写真を撮っておくのもいいでしょう。
次に、リモコンでドアのロックと解除がスムーズにできるか試してみます。まれに電池が消耗していて、反応が鈍い場合があります。ガソリンの給油口が右側なのか左側なのもこの時点で確認しておくと、給油の際にスムーズに進みます。
運転席に座って操作を確認
外回りのチェックが終わったら、運転席に座ってパネル、スイッチ、レバー等の操作の確認を行います。
シートの位置を調整
ドライビングポジションに着いて、シートの位置や高さ、リクライニングの傾きを調整します。フロアにあるペダルは右側がアクセルで、左側がブレーキです。
ハンドルの高さを調整
レンタカーには米国車も日本車もありますが、すべて左ハンドルです。ハンドルの根元のレバーを操作して高さを調節します。やり方は日本の車と同じです。
ウインカー、ワイパー、ライトの作動を確認
エンジンをスタートさせ、各種スイッチを確認します。日本の車とほぼ同じですが、ウインカーだけは違います。ウインカーは左側に付いているので、左手で操作します。慣れるまでは間違えやすいです。
ワイパーは右側に付いているもの(日本の車のウインカーの位置)と、ウインカーのレバーにダイヤル式で組み込まれているものがあります。ハワイではよく晴れていても、突然スコールのような雨が降ることがありますので、必ず位置を確認して動かしてみましょう。
ライトのスイッチはウインカーのレバー、またはフロントパネルにあります。レンタカー会社によってはライトのスイッチをオンにしなくても、走行中は常にヘッドライトが点灯するように設定されていることがあります。
メーター類を確認
スピードメーター(速度計)はマイル表示です。車によってはマイル表示の内側に小さくキロメートル表示があります。1マイルは約1.6kmです。オドメーター(走行距離)やトリップメーターの数字もマイル表示です。トリップメーターは出発前にゼロにリセットしておくといいでしょう。
燃料計でガソリンの残量をチェック
ガソリンが満タンになっているかどうか確認します。満タンになっていない場合はカウンターに申し出ます。
その他のチェック事項
パネルやスイッチの確認を終えたら、シフトレバーやパーキングブレーキを確認しましょう。パーキングブレーキは踏み込み式のものもあります。ルームミラーやドアミラーの位置を調整し、パワーウィンドウの動作もチェックします。エアコンやオーディオも使ってみましょう。ほとんどの車には、iPodなどの携帯音楽端末が接続できるようになっています。USB端子があればスマートフォンも接続できます。カーナビをレンタルした場合は、目的地を入力するなどして動作を確認します。運転前のチェックが終わったらいよいよ出発です。駐車場内をゆっくり走りながら、左ハンドルの車に慣れていきましょう。晴れている日はサングラスがあると快適です。
車種によってはハンドルにクルーズコントロールが付いていますが、ハワイではほとんど必要としません。操作は覚えなくても大丈夫です。走行中にスイッチに触れてしまってオンになってしまったら、慌てずにオフを押すと元に戻ります。
コンバーチブル(オープンカー)のルーフの開け方
コンバーチブルでハワイの風を感じながらドライブするのはとても快適です。ルーフ(屋根の)開閉は電動なので、女性や年配の方でも簡単に操作できます。ここではルーフを開ける手順を紹介していきます。
コンバーチブルのルーフはフロントガラスの上部でロックされています。左右2ヶ所のバイザーを下ろすと、ロックを解除するハンドルが現れます。
ハンドルを起こして手前に引くと、ロックが解除されます。
ルームミラーの上にある開閉スイッチを押すと、自動でルーフが開き始めます。開閉スイッチは運転席と助手席の間のサイドブレーキの辺りにある車種もあります。
開いたルーフは後部座席後ろに収納されます。収納後は特に何もしなくても大丈夫です。ルーフを閉める時は逆の順番で行います。走行中にルーフの開閉はできません。必ず安全な場所に停車してから行いましょう。